Todateです。
GDC、それは一年に一度のゲーム開発者達のお祭り。毎年世界各国から2万人以上のゲーム関係者がサンフランシスコに集結し、色々な発表や展示が行われます。
そんなGDCに我らがサイバーノイズが出展してきました!出展の準備から現地での展示など、来年以降の出展を検討される方のため・・・いや自分が忘れないためにメモしつつ、「こんな感じでしたよ〜」というのを簡単にレポートします。
GDCの会場はサンフランシスコ市街地のど真ん中にあるMoscone Center。North、South、Westと3つの会場あるけど、GDCはその全部で開催。デカい!
参加の種類
GDCはGame Developers Conference、開発者会議なので、私たちが参加した展示会(EXPO)だけでなく、会議やセッション、発表等も行われます。我々も去る3月14日に発表したLive2D Cubismについてドーンと発表したかったのですが、発表するためには結構前から申し込んでおかなければいけないらしく、出展を決めた時には時既に遅し!ということで今回は展示のみ。
ちなみに(出展者としてではなく)普通にGDC会場に入場する場合は、全ての会場に出入りできる「All Access Pass」は定価で$1,975どかなりお高いです。EXPO会場だけのパスでも$250。日本の展示会に多い(事前に登録すればタダ)に慣れている側からするビックリ。(でも出展者は最低でもスタッフやお客さん用に20枚ぐらいの無料パスを割り当てられるので「関係者」は実質無料)
ちなみに(出展者としてではなく)普通にGDC会場に入場する場合は、全ての会場に出入りできる「All Access Pass」は定価で$1,975どかなりお高いです。EXPO会場だけのパスでも$250。日本の展示会に多い(事前に登録すればタダ)に慣れている側からするビックリ。(でも出展者は最低でもスタッフやお客さん用に20枚ぐらいの無料パスを割り当てられるので「関係者」は実質無料)
どうやって申し込む?いくらぐらいかかる?
さてGDCのEXPO会場に出展するには、まずは主宰者のUBM Tech社に出展申込をします。日本の展示会と同じで小間単位での申込が可能。小間スペースのみ(1小間$6,600)の申込も可能ですし、Turnkeyと呼ばれるパッケージ(1小間$9,500)の申込も可能。Turnkeyはパッケージなので楽チンですが、値段が高いのとブースレイアウトの自由度が低いので、我々はスペースのみの申込。スペースのみ出展で注意しないといけないのは、カーペットや電気、家具等が付いておらず、それらを個別の会社に申し込まなければいけないということです。私たちの費用をちょっとまとめると:
- 小間出展:UBM Tech(主宰者)= $6,600
- カーペット:GES = $166
- ブース電気やライト:GES = $390
- 保険(必須):Modern Insurance Concepts, Inc. = $139
ということで出展費用、しめて$7,300くらい。なり。
あと意外と注意しないといけないのが、荷物の会場への搬入。会場のMoscone Centerは街の真ん中にあるため、会場の中に駐車場がありません。搬入用の駐車場はありますが、そこから会場へは自分で搬入したらダメ。指定業者がフォークリフトで運んで、その運賃で何百ドルもとられます。なので、自分で運び込める大きさの荷物であれば、会場の正門から自力で持っていけばOK。
あと意外と注意しないといけないのが、荷物の会場への搬入。会場のMoscone Centerは街の真ん中にあるため、会場の中に駐車場がありません。搬入用の駐車場はありますが、そこから会場へは自分で搬入したらダメ。指定業者がフォークリフトで運んで、その運賃で何百ドルもとられます。なので、自分で運び込める大きさの荷物であれば、会場の正門から自力で持っていけばOK。
もちろん忘れちゃいけない航空券、ホテル、レンタカー
航空券
航空券はだんぜんアメリカ系航空会社がオススメ。どこも最低価格保証をしているから旅行代理店で買うよりも安いし、なにより預けられる荷物の大きさ・重さ制限がゆるいのです。我が軍は展示物等を全て持参するから荷物がいっぱいなのでこれがすごく大事!
細長いケースに入っているのは中国の会社から取り寄せた高さ約2m、82インチの特大タッチパネルのセンサー。それでもオーバーサイズの荷物の追加料金は140ドルくらい。
ホテル
GDCみたいな大きなイベントがあると、手頃なホテルはすぐに満室になってしまいます!まして各自シングルルームを取ろうとするとホテル代がとてつもなく高くなる!そんな時オススメなのがAirbnbでベッドルームが多い一軒家を借りちゃう事!いい感じでプライバシーもある、リビングやダイニングで打ち合せもできる、自炊もできる、そして安い!場所にもよりますが、3~4人泊まれる一軒家で一泊$100〜、高くても$200くらいかな。
レンタカー
展示物を持参する我が軍としては空港からレンタカーは必須。インターネットで安めのコンパクトカーを予約しておいて、現地カウンターでうまい具合に交渉するとタダ、あるいは少ない追加料金で大型車にアップグレードできます。
今回はDodgeのSUVにアップグレード成功!
展示に必要なものはレンタルするより買ったほうがずーっと安くてクオリティが良いものもある。ということで地元のIKEAで物資調達。IKEAは万国共通な感じです。
やや、そろそろGDC会場に行かねば
我らが展示するEXPOはSouth会場。エレベーターで降りたところがEXPO会場。
いきなりPlayStationドーン!
NVIDIAは独自のオンラインベースのコンソールが人気。
UNREAL ENGINEはNVIDIAの裏でちょっと見せてる感じ。
Unity!!! いつ行っても人がいっぱい!プラグインの出展も盛りだくさん。アマチュアからプロまで、もはやゲーム開発の主役といった感じ。
こちらも大人気AUTODESK。ハンズオンセッションとかセミナーとかやってた。
先日のブログでもご紹介したWacomの新しい13インチのペンタブCintiq 13HD。アメリカでも大人気。日本が誇るワールドスタンダード。Viva 2D!
今回の一番人気はOculus。奥がブース。手前が行列専用(!)のスペース
Oh yeah
↓ さて、いよいよここからLive2Dのブース ↓
そして我が軍のブースをサササっと準備中(もちろん開催期間前です・・・)
サササっと完成!日本から持参した82インチのタッチパネルは大迫力!飛行機移動でセンサーが壊れてないか不安だったけど大丈夫でホッ。
ポスターも現地で組み立て。
黒いテーブルはスチレンボード&カッティングシート&切り文字ステッカーで自作。テーブル天板はIKEA($20くらい)
はじめまして。わんころもちです。お椀の中で暮らしてます。そのうちみなさんに挨拶します。
謎の生き物、わんころもち。アメリカで大人気。男子にも、
女子にも、
馬にも。
live2d.com トップページのムービーでおなじみ。名前は「いずみ」っていいます。水彩画タッチとか油絵タッチとか、4つの塗りスタイルがワンタッチで変わります。これは1つのLive2Dモデルに4種類のテクスチャーを割り当ててるのです!この展示用のタッチプログラムはUnityで作りました。
片付け&撤収もサササっと
はじめまして。わんころもちです。お椀の中で暮らしてます。そのうちみなさんに挨拶します。
謎の生き物、わんころもち。アメリカで大人気。男子にも、
女子にも、
馬にも。
live2d.com トップページのムービーでおなじみ。名前は「いずみ」っていいます。水彩画タッチとか油絵タッチとか、4つの塗りスタイルがワンタッチで変わります。これは1つのLive2Dモデルに4種類のテクスチャーを割り当ててるのです!この展示用のタッチプログラムはUnityで作りました。
で、Live2Dってアメリカでどうなの?
「アメリカの人は写実的な3Dが好きだから2Dの表現ってどうなのかな〜」と不安でしたが、3日間の展示期間中、ものすごい反響でした。もともと海外からの問合せは多いので興味を持ってくれる人は持ってくれるだろうと思っていましたが、予想以上に広く受け入れられた印象です。ここには書ききれませんが、いろいろなお話や今後につながるヒントも沢山いただきました。
おしまい
どどどーーーっと後半は写真ばっかりのレポートでしたがいかがでしたでしょうか?
ほかにもインディー開発者や先生・学生から得られた面白い反応や、時間があったんでちょっと足を伸ばしてみたシリコンバレーの話なんかも書きたいですが、いつかまた!
ほかにもインディー開発者や先生・学生から得られた面白い反応や、時間があったんでちょっと足を伸ばしてみたシリコンバレーの話なんかも書きたいですが、いつかまた!
片付け&撤収もサササっと
あ、Cubismの個人版リリース楽しみにしてます。