Todateです。
またまた非タイムリーな記事ですが、去年に引き続き、今年の3月もGDCに出展してきましたー!ということで写真で簡単にレポートします。
GDCってなに?
GDC (Game Developers Conference)は、世界各国から2万人以上のゲーム関係者がサンフランシスコに集結するすごく大きな会議&展示会。今年の参加者は過去最高となる24,000人超だったとか。話題のOculusに代表されるハードウェアが実現する全く新しい体験、Unityに代表されるゲーム開発の民主化・・・変動する世界のゲーム業界の最新情報に触れられる場所です。
そんなところでLive2Dは何をしてるのか???
そんなところでLive2Dは何をしてるのか???
その前にGDC会場の写真を少し・・・
GDCは今年もサンフランシスコの中心部にある展示会場、Moscone Center全体を使っての開催。会議や発表はNorthの建物などで行われ、ExpoはSouthの建物で行われる。ではExpo会場に潜入!
やっぱり一番大きいのはUnity。熊本城を彷彿とさせる奥行き感。もはや要塞・・・この写真を見せて『熊本城っぽいよね』といってもだれも共感してくれない。岡城址くらいにとどめておくべきか。
Unityのパートナー企業も盛りだくさんで大きなエコシステムを作ってる
Game EngineつながりでUnreal Engine。去年はブースすら出していなかったが、今年はUnreal Engine4を月額$19+5%レベニューシェアと、一気に価格を下げて大々的に発表。大きな話題に。スタッフの人に聞いたところ、今後は価格だけでなく、サードパーティのプラグイン開発促進でもオープンな方向に持っていくとか。ハイエンド路線だけでなく、Unityの独壇場だったインディー開発者の取り込みを進めていく感じか。
さらにCryEngineというゲームエンジンや、Havok AnarchyやMarmaradeというゲームエンジンも大きなブースを出してた。競争激しい。
PlayStationもPS4関連を中心に例年通りの規模。Oculusっぽいやつは見れなかったが、PS4やHMD等のハードだけでなく、Unityの開発環境からPlayStationやPS Vita、そしてインディー向けにPS Mobileへのパブリッシュもサポートするなど、ハイエンドからインディーまで開発環境が充実していた様子。
NVIDIAはGPUっぽいのが中心で、去年大々的に押し出していた独自のオンラインコンソールのSheildは少しだけで、あまりお客さんも来ていなかった。
3Dプリンターのsandboxrがゲームのキャラクターを「印刷中」
MicrosoftはXbox Oneを大々的に・・・と思いきやメインのExpo会場にブースを出してなかった。入り口のロビーのところでプログラマー向けにコードを書くと商品がもらえるコンテストのようなものをやっていた。
コンテストの商品はNokiaのスマホやXbox Oneが1名様に。
そして去年に引き続き大人気のOculus! ブースは去年よりも一気に大きくなって、とにかく体験してもらうことに重点を置いている。常に行列。
新型は試せなかったけど、最初のやつよりもだいぶ良くなってることを期待。最初のやつは3分くらいで気持ち悪くなってしまうので・・・
Nintendoは開発者向けのフレームワークを紹介。こちらも開発者向けの情報を去年よりも積極的にアピールしていた印象。
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Live2Dチーム、二年目の変貌
さてさて、ようやくここからLive2Dの話です。今年は二回目の出展となるのですが、今年はいろんな面で去年とは異なります。まずメンバーですが、去年は古参の3名体制でしたが、今回は海外担当1名と学生プログラマ1名、共に学生時代から(というか一人は現役)海外生活の長かった2人による出陣!これに現地の強力な助っ人2名(UC BerkeleyのComputer Science専攻の学生ボランティア)が加わったフレッシュな布陣となりました。
そして今回の展示が去年と大きく違うのは、英語版のソフトウェア、チュートリアル、マニュアル、コミュニティ等が日本語とほぼ同じ量・クオリティで揃っており『だれでもすぐ習えて、使える』体制が揃っているということです。そして海外での商用作品での採用やユーザーが急増しており、Live2Dの認知度も高くなっています。
とうことで今回は『Live2Dとはなにか?』ではなく、『実際にどうやって使うのか?』という部分にフォーカスしたデモ中心の展示となりました。
とうことで今回は『Live2Dとはなにか?』ではなく、『実際にどうやって使うのか?』という部分にフォーカスしたデモ中心の展示となりました。
例によってブースはDIY。写真は準備中(完成度80%) ほとんどが日本から飛行機の預け荷物。足りない物は現地のホームセンター等で調達。右の大型テレビはレンタルすると$800もします。ラッキーなことにAirbnbの宿泊先の家主が家の大型テレビを貸してくれた!
左側でCubism SDK採用の実績とかUnityを使ったリアルタイムのデモを見せて、右側でCubism Editorの操作を実演しました。
プログラマやゲームデザイナー、プロデューサーなど、沢山の方に来てもらいました!
Live2Dの海外への広がりに拍車がかかりそうな2014年のGDCでしたー。