こんにちは。
今回はよくある(?)質問である
 「絵が描けないと、Live2Dって動かせないの?」
 「プログラムできないと、Live2Dって動かせないの?」
という疑問に答えようと思います。


確かにLive2Dを使いこなすには技術が必要です。
ですが、モデルデータがすでにあるならそれを使って遊ぶことはできるのです。
どういうことか簡潔に言い直すと、
 
「初音ミクがデスクトップで動く」

っていうことです。

このように作業中も常に前面にいて動いています。(画像ではプログラミング中)

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絵もプログラムも無理だけど、魅力的に動く2次元の嫁と一緒に作業したい、
そんな人のために「Live2D Viewer」というものを紹介したいと思います。

Live2Dではサンプルデータを手軽に動かして、"遊ぶ" ことができます。
すぐにダウンロードして試すことができるので、その方法について説明していきたいと思います。

 

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まずはLive2D公式ページのユーザーサポートから、ドキュメントのページへ行きます。

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Live2D Cubism Documentsというページが開きます。
このドキュメントページからサンプルデータとそれを表示するためのビューアをダウンロードできます。


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まずはサンプルデータのダウンロードです。
左側のメニューからサンプルデータ集へ移動して、組み込み用ファイルをダウンロードします。
モデルデータは編集するためのデータです。

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サンプルデータのなかには、
  • モデルデータ(.moc)
  • テクスチャ(.png)
  • モーション(.mtn)
  • 設定ファイル(.json)
が入っています。
どういう意味なのかはとりあえずは気にしなくても大丈夫です。
ツールが判断してくれます。

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次にビューアのダウンロードです。
これはLive2Dモデルの動きを確認するためのツールです。
基本は確認用のツールなので無料です。
メニューのLive2D Viewerの項目からダウンロードします。

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  Live2D Viewer 
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インストールにはAdobe AIRが必要です。
実行するとLive2Dモデルファイルをドロップできるウィンドウが出てくるので、そこに「miku.model.json」というファイルをドロップします。
ちなみにこのファイルはテキストエディタで開いてみると、モデルデータ、テクスチャ、モーションなどへのパスが設定してあるのがわかります。

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すると、このようにLive2Dモデルを表示します。

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マウスでグリグリすると、他のLive2Dアプリのようにその方向を向きます。
これだけでも楽しい!

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また、 メニューからアイドリングモーションという項目にチェックを入れると自動的に動き出します。

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好きなモーションを再生したいときは、そのモーションを選択してから再生ボタンを押すことで再生することができます。

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最後に、この記事の冒頭で紹介したデスクトップに溶け込む機能についてです。
表示>キャンバスウィンドウの表示にチェックが入っているので、選択してはずすことでウィンドウの背景を透過することができます。

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するとモデルの背景がなくなって、常に前面に表示されるようになります。
ぜひ実際に動かして試してみてください!


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 copyright

ウィンドウがないというのは、見慣れないと結構不思議な感覚です。
ほかのアプリケーションには影響されないので、ブラウザでもお絵かきツールでも好きなことをやりながら、眺めることができます。
例えば生放送で実況しながら、自分のアバターとかオペレーター的なキャラが動いていたら楽しいかも!?
 


というわけで、いかがでしたでしょうか?
「Live2D Viewer」の魅力が伝わったでしょうか?
このツールが、絵を描くための、あるいはプログラムを作るための原動力になってくれれば嬉しいです。