Googleで少し検索すれば、プログラミングに関する情報はいくらでもあります。わからないことは調べればいいわけです。インターネットが全世界に波及するに至った魅力は、情報から情報へ、文脈を持って辿ることが出来るということにあるように思います。 

ビッグデータの時代を迎え、如何に情報を得るかという問題から、如何に情報を選別するかという問題にシフトしました。プログラミングに関する情報も、まさにいくらでもあり、そしてそれらは次第に粒度が小さくなっていく傾向にあるようです(出典は忘れました)。多くの情報とは文脈があってこそ意義があるわけです。検索エンジンはこうした離散した情報を動的にまとめる一つの手段な訳ですが、情報のつながりが弱く、やはりそれぞれの粒度は細かいままです。有意義な情報とは体系的で関係性が明示され、また多くの場合木構造でしょう。


free-programming-booksという、無料(オープン)のプログラミングの書籍を集めるプロジェクトがあります。

ソースはGitHubのプロジェクトとして誰でも参加できるオープンソースプロジェクトになっています。非常にシンプルでよくまとまっており、情報量も多いです。言語ごとにもまとまっていて、和書のページもあります。今プログラマなら必ず確認しておきたいオープンソースの一つではないでしょうか。



しかしながら、しかしながら、現在まだ和書の量が非常に少ないのです。(2014/08/08)

英語の本をまとめてあるリンクページが120kbの文章量であるのに対して、和書は36kbです。3倍以上の差がついている訳です。加えて一般に洋書の方が厚いので、リンク先のページの情報量で比較すると3の多項式オーダーの差がある位かもしれません。

何故かというなら、そもそも英語の書籍の方が3倍以上あるでしょうし、英語話者も3倍以上いるでしょうし、当然といえば当然なのですが。

しかしちょっとさみしくないでしょうか。Contributer、ページの更新を手伝っている人の数も英語のものは344人に対して日本語は16人(多ければ良いというものでもありませんが)。

プログラミングをするなら英語が読めなくては、というのは確かにそうですが、日本語で出来るものは日本語でやる選択肢があってもいいと思います。



と、いう訳で皆さんも是非commitしてみて下さい。


Live2D Programmer
陣内